2018(平成30)年5月13日日曜日に開かれた「浅草 石フリマ2018」に行ってきた感想兼レポートです。
石フリマとは、アマチュア、つまり業者(※)ではない個人が鉱物や化石などを持ち込んで、その売買を行うイベントです。
鉱物や化石などの即売会イベントです。
※業者の方も少ないですがいました。
浅草駅から歩いて徒歩5分ほどの浅草 都立産業貿易センター台東館で開かれました。
その日はあいにくの雨でしたが、建物内ですので支障は全くありませんでした。
写真がぼやけているのは、モザイク処理がめんどくさかっただけだからね!勘違いしないでよね!
会場には、20代から60代くらいまでの老若男女が大勢いました。
大宮ミネラルマルシェと違って、浅草という場所柄のためか、高年齢の方が多くいました。
http://niigatameisan.hatenablog.com/entry/2018/04/22/185138
子供連れも見られ、会場内には無料の綿あめもあり、子供も楽しんでいた様子です。
筆者個人のイメージでは、もっとこじんまりとしたイベントをイメージしていたので、予想以上に活気があって驚きました。
東京ではほとんど見られないラベンダー翡翠や黒色の翡翠が売られていました。
他にはカットされた翡翠や細かなさざれ石の翡翠が販売されていました。
希少な糸魚川翡翠を求めて多くの男女が訪れていて盛り上がっていました。
出展者の方は業者ではなく、収集歴15年のコレクターの方でした。
翡翠だけでなく、コーヒーも好きなため、糸魚川の地にカフェを開くのが夢とのことでした。
一昨年にあった糸魚川大火が起こる直前の日に物件の契約をしたとのことでした。
https://blogs.yahoo.co.jp/photo_1216
今回のイベントで新潟関連の石は翡翠のみでした。
大宮ミネラルマルシェと違って、佐渡の赤玉石や津川町(阿賀町)のアメジストは売られていませんでした。
ただ、今回は鉱物だけでなく、同人誌やポストカードなどの同人が売られていました。
コミケ的な要素もあるイベントでしたので、石が好きな方だけでなく、コミケが好きな方にも楽しめるイベントだったと思いました。
ここからは、新潟と関係ないですが、翡翠に関連した石を紹介します。
会場内には、北海道の日高で採れる日高ヒスイも販売されていました。
日高ヒスイは、ヒスイという名前がついてますが、厳密には翡翠(硬玉と軟玉)と全く関係がない石です。
硬玉(ジェダイト)翡翠がヒスイ輝石、軟玉(ネフライト)翡翠が透閃石という石の分類であるのに対し、日高ヒスイはクロム透輝石という分類です。
つまり、日高ヒスイは硬玉・軟玉どちらにも属していない石ということです。
しかし、翡翠と同様に強靭で緑色をしていて、透明感があり、織物構造になっていることから、北海道大学の番場猛夫博士(当時は地質調査所)が論文を発表して第三の翡翠として公認されました。
最後に筆者の戦利品の写真です。