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新潟に杉と男は育たないは本当か?【越後杉】

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画像は以下のサイトより引用

http://www.pref.niigata.lg.jp/rinsei/1253739695527.html

 

新潟県には、記事タイトルのような格言があります。

(日常生活で言われることはまずありませんが)

 

「新潟の杉や男はダメだ!」というニュアンスで使われます。

ですが、本当に新潟に杉と男は育たないのでしょうか?

今回の記事では、名産品紹介も兼ねて、この格言が本当に正しいのかを検証していきます。

 

まずは、「男」について検証していきます。

筆者は新潟県の男はダメだと思っていません。

では、何をもって新潟県の男は良いと証明するか。

異論はあるかもしれませんが、筆者は「離婚率の低さ」をその根拠とします。

男女論はもめやすいテーマですので、手短に検証していきます。

 

離婚率の低さを示すデータは、総務省統計局のものを参考とします。

人口千人あたりの離婚率の低さにおいて新潟県は、47都道府県のうち毎年1位や2位を記録するほどです。

統計による誤差といった細かなことを除いても、新潟県が離婚率が極めて低い県であると言えます。

これは新潟県の男性に魅力があり、女性を手放なさないということが言えるはずです。

もちろん新潟県の女性もとても素晴らしい魅力があります。

(読者様のなかには異論があるかもしれませんが)

 

2015年調査

2014年調査

 ・1位 富山県(離婚率1.34)

 ・2位 新潟県(離婚率1.38)

 ・3位 秋田・島根県(離婚率1.4)

 

2013年調査

 ・1位 新潟県(離婚率1.41)

 ・2位 秋田県(離婚率1.42)

 ・3位 山形・富山県(離婚率1.47)

 

次に杉の話です。(男女論はこれ以上やるともめそうだからやりたくない!)

結論から言いますと、新潟県全体では杉は育ちますし、杉もブランド化しています。

 

新潟県では杉はきちんと育ちます。

県内の木材需要を上回る形で杉の供給量が増えています。

そして、その中でもブランドとしての基準を満たした杉は「越後杉」と呼ばれています。

県が新潟の杉のブランド化を進めていて、ブランドとしての基準を作っています。

 

新潟県ホームページ 越後杉ブランド認証材(越後杉ドライ、越後杉集成材、越後杉合板)とは

http://www.pref.niigata.lg.jp/rinsei/1219600864670.html

 

新潟杉の専門店 株式会社小倉建設 越後杉について

http://www.ogurakensetsu.jp/cedar/

 

新潟県木材組合連合会

https://kenmokuren.jp/brand/

 

といったように、新潟県は杉のブランド化に力を入れています。

 

このように「新潟に杉と男は育たない」というのは迷信であるということがわかります。

では、なぜこの言葉は生まれたのでしょうか。

最後に、この言葉が生まれた背景を見ていきます。

 

「新潟に杉と男は育たない」は、新潟市で生まれた言葉と言われています。

そもそも「新潟に杉と男は育たない」という言葉にある「新潟」は、新潟県全体を指すものではありません。

この「新潟」は、合併する前の旧新潟市を指します。

 

実は、新潟市(新旧含む)は砂の街としても有名です。

水はけが悪く砂丘が多いため、杉が育ちませんでした。

新潟市が砂の街としても有名な事は、テレビ番組の「ブラタモリ」でも取り上げられています。

ブラタモリ】米処は砂の街?(新潟編)

https://matome.naver.jp/odai/2146985593228467901

 

また、旧新潟市は花街としても栄えた街でした。

新潟市の古町が、日本三大花町として、京都の祇園、東京の新橋に並ぶくらい栄えました。

そのため、旧新潟市の男性が花町で働く女性にうつつを抜かしていたと言われれています。

 

以上のように、旧新潟市が、砂の街と三大花町として栄えていたために、「新潟に杉と男が育たない」という言葉が生まれたと言われています。

まぁ、筆者は杉はともかく男が本当に新潟市で育たないのかどうかは疑問ですが。

 

この「新潟に杉と男は育たない」という言葉に違和感を覚えた地域の方も少なくないはずです。

特に、戦国時代に諸国に遠征をして活躍した上杉謙信公を輩出した上越市の方が、この言葉を聞いても違和感しかなかったと思います。

この記事を読んで、その違和感を解消していただければ幸いに思います。

 

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