石川雲蝶(いしかわ うんちょう)とは、江戸時代の幕末期に活躍した彫刻家です。
雲蝶の作った木彫りの彫刻が新潟県内に多数残されています。
生まれは江戸(東京)の雑司ヶ谷です。
越後(新潟)へ移り住み、越後でその生涯を閉じました。
雲蝶を評するキャッチコピーの「日本のミケランジェロ」はTV番組のなんでも鑑定団で有名な中島誠之助氏の呟いた言葉が元ネタです。
雲蝶の木彫りの彫刻は、新潟県内のお寺に保存されています。
中でも有名なのが西福寺の彫刻です。
上記の画像は、西福寺のつり天井に飾られている雲蝶の彫刻です。
山で虎に出くわした道元禅師が龍神に助けられたという図の彫刻です。
虎の目には、ギヤマンというガラスが使われていて、まるで本当に生きているかのような目をしています。
雲蝶の木彫り彫刻は、細かく木が彫られ、また、人物や動物がダイナミックに表現されています。
木彫りの人物の目は今にも動き出しそうな目をしており、生きているのではないかと錯覚するくらい動的な彫刻物となっています。
西福寺以外にも新潟県内のお寺には多くの作品が残されています。
くわしくは、以下のURLをご参照ください。
西福寺には、新潟のみならず関東ナンバーの車が多くあり、新潟県以外の方が大勢訪れていました。
車で新潟へ旅行する際は、ぜひ雲蝶の木彫り彫刻をご覧ください。