春日山城の上杉謙信像|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK
から拝借
けんさ焼きの語源は、「剣刺し」からきているという説があります。
その説には2種類の起源説があります。
どちらの説も「武士が剣におにぎりを刺して焼いて食べた」という点が共通しています。
この章では、その2つを詳しく解説していきます。
1つ目の説は、上杉謙信がけんさ焼きを食べたことが由来の説です。
戦の際に、上杉謙信が剣の先におにぎりを刺して、それを焼いて食べたと言われています。
剣(けん)の先に刺し(さし)て焼(や)いて食べたことから、けんさし焼きとも呼ばれました。
そして、けんさしの「し」がなくなり、けんさ焼きと呼ばれるようにもなりました。
また、上杉謙信が食べたことから、謙信(けんしん)の名前をとってけんしん焼と呼ばれるようになりました。
これがけんさ焼きやけんしん焼の由来です。
2つ目の説は、武士がけんさ焼きを食べた説です。
上杉家とそのライバル武田家との戦闘で傷ついた武士たちが、剣の先におにぎりを刺して、それをたき火で焼いていました。
それを見た農民が、おにぎりにショウガ味噌を塗ってあげた。
というのが旧巻町福井地区に伝わるけんさ焼きの由来です。
この説も上杉謙信説と同様に「武士が剣におにぎりを刺して焼いて食べた」説です。
このことから、けんさ焼きは、武士と関係性のある食べ物と言えます。